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舌側矯正 治療とは
Lingual Orthodontics

舌側矯正治療とはどういう治療でしょうか?

簡単にいえば1本1本の歯の裏側に直接装置を付け、その装置に針金を通し、針金を調節したり交換したりすることによって、歯を動かし、噛み合わせを治してゆく治療です。その結果表側からは装置も針金も見えませんので周りに気付かれることなく、治療を進めてゆくことができます。また、矯正治療中、卒業式、成人式、結婚式、など記念に残る行事が有っても、装置を気にすることなく写真を撮ることも可能です。

では、このような便利な装置がなぜ今まであまり世界に広まっていなかったのでしょうか?

その理由の一つに矯正治療進歩の背景が有ります。今一番矯正治療への取り組みが熱心であり、進んでいると言われている国の一つであるアメリカですが、実は舌側矯正治療に関しては、現在あまり普及しておりません。アメリカでは国民性も有るのでしょうが、小学生から中学生の時期に矯正装置がお口に装着されていることが、矯正治療を受けうるだけの経済的な余裕が有ることを示すのステイタスとなっているということがあります。ですのであえて装置を隠す必要はないのです。

このことから、アメリカでは舌側矯正はそれほど普及しなかったのです。一番進んでいると言われているアメリカであまり重要視されていない技術であるため、矯正治療のテクニックとして、あまり発展が見られなかったとゆう部分が有ります。しかし日本を含めアジア諸国では、恥の文化であり、装置が見えることにはみなさん抵抗を覚えるようです。

この背景から、舌側矯正は日本で初めて開発され、徐々に普及しつつあるのです。また、ヨーロッパ諸国でも舌側矯正治療は非常に人気があり、近年世界的にも需要が高まりつつあります。

徐々に普及の兆しの見える舌側矯正治療ですが、未だその普及のスピードは早く有りません。それには舌側矯正治療ならではの様々な条件が大きく関わっているようです。

装置

舌側矯正装置は歯の裏側につきます。歯の裏側の形は歯の表側に比べ凹凸も有り形が一定では有りません。表側の装置であれば、形状として、少し丸みを帯びたほぼ平らな部分に装置を付けるため、ほぼ平均的な形を定めることができます。そして平均的な形に合わせた装置を適切な位置に付けることにより、良い歯並びに近づけることができます。しかし、裏側の装置はその人ごとの様々な凹凸の有る面に装置を付けることになるため、その人の1本1本の歯の形に合わせた装置を作る必要が有るのです。また、その装置の微妙な調節次第で治療結果が左右されるため、十分な知識と技術により、装置を制作する必要が有るのです。このように舌側矯正治療を行うには先ずその装置を的確に調節して作る技術が必要なのです。

調節

舌側矯正装置は治療中他の人には見えません。実はそれは術者(Dr)にとっても同じことなのです。直接装置を見ることが困難な上、歯の内側という狭いスペースから針金を出し入れし調節するとゆうことは想像以上に緻密で繊細さを要求される作業となります。

治療

舌側矯正は装置が歯の内側に有ることから、基本的に歯には裏側から力をかけることになります。このため、歯に同じ方向に同じ大きさの力をかけても、表側からと裏側からとでは歯の動く方向が全く逆になることがよく有ります。(Fig 1,Fig 2, 参照)そのため、普段表側の治療を主に行っている矯正歯科医にとって舌側からの歯の動きのコントロールはしばしば混乱し、困難を伴うことになってしまうのです。

図1) 表側の装置 図2) 裏側の装置
図1)表側の装置 図2)裏側の装置
※図をクリックすると拡大します。

このような理由から技術の習得が困難な舌側矯正治療ですが、歯の動きというものは、歯にかかる物理的な力に対する生体反応により起こるもので、それらを把握してしまえば、矯正治療は表側からでも裏側からでも変わりのないクオリティー(質)での治療が可能となるのです。

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舌側矯正(うら側からの見えない矯正)歯科の選び方。

みなさんが矯正治療を必要と感じ、それを「裏側からの見えない矯正装置で治療をしたい。」と思った時、どうやって歯科医院を見つければ良いのでしょうか?おそらく漠然と歯科医院を探しても、舌側矯正治療を行っている医院自体なかなか見つけられないと思います。それだけ、舌側矯正は特殊技術を必要とする矯正治療なのです。

では、それだけ特殊な技術を必要とする治療であれば、大学病院等大規模な病院であれば安心でしょうか?
残念ながら、舌側矯正治療に関しては、大学病院でも一部大学を除いては、まだ始まったばかりといえるでしょう。矯正治療に積極的なアメリカでもそうなのですが、矯正治療は開業医先行形の医療なのです。

では、医院を探す場合、どういう所を重要視して探せば良いでしょう?
 先にも申し上げましたが、舌側矯正治療は特殊な技術が必要です。治療を成功に導くには舌側矯正治療のメカニクスの熟知とそれを治療に反映できる熟練のテクニックが必要なのです。要はいくら知識が有っても、手が不器用では出来ない治療であり、手が器用であっても、知識がなければ意味がないことなのです。

どの医療でもそうなのですがそれらを得るには、治療経験(症例数)が豊富である必要が有ります。(最近話題になった腹腔鏡手術の事故も症例数不足による未熟な技術が原因だったと記憶しております。

当院院長は舌側矯正治療専門医院に勤務しておりましたので、すでにのべ600症例以上の経験が有ります。これは、年間多くて20人ほどの舌側矯正治療を手掛けている一般的な矯正歯科医の生涯症例数に匹敵致します。)ここにいくつか舌側矯正歯科を選ぶ際のポイントを挙げておきましょう。

1
・診療科目として舌側(うら側からの)矯正治療を早めに挙げていること。(診療科目の順番はそのDrの得意分野が現れる所
2
・診療科目として舌側(うら側からの)矯正治療を早めに挙げていること。(診療科目の順番はそのDrの得意分野が現れる所です)
3
・舌側矯正治療においても下顎の装置を表側をにつけるコンビネーションを勧められないこと。(コンビネーションの設定が有ること自体に問題は有りませんが、「下顎は裏側からだとうまく動かない」「舌が当たってしゃべれなくなる」「下顎は裏の方がかえって目立つ」「かなり料金に差がある」等の理由でコンビネーションを強く勧められる場合が有ります。この場合も診療科目として舌側矯正を挙げているものの、実際には舌側矯正治療を積極的に行っていない可能性があります。)
4
・明確な理由なしに、お口の状態が舌側矯正不可能な状態であると言われないこと(表側からの治療が可能であれば当院であれば95%は裏側からの治療は可能です。唯一若年者において、裏側に装置を付けるだけの物理的な歯の広さがない場合にのみ装置が付けられないことがあります。)
5
・治療の説明の際、最終段階で細かい調整のため装置を表側に変更することが有る等言われないこと。(ゴムを引っ掛ける透明のでっぱりを表に付けることはありますが、正確な装置の調整が行われており、患者様が医師の指示に従っている限りにおいて、細かい最終調整であっても、表側に装置を変更する必要はありません)
6
・症例数が多いこと。(初診の時にいままで何人ぐらいの舌側矯正治療を行ってきたか聞いてみて下い。100症例以上が一つの目安と言えると思います。)
7
・院内に技工室、もしくは技工士がいる。(舌側矯正治療の場合、装置はすべてカスタムメイドでその装置の調整はDrが行う必要が有ります。舌側矯正治療に技工作業は欠かせません)
8
・症例を見せてもらえる。(開業して3年以上経っていれば見せていただけるかと思います)
9
・一般の矯正治療と同じで、Drとの相性、院内の雰囲気、通院の利便性、経済的負担の妥当性、等も大事なポイントといえるでしょう。

以上のポイントを参考に舌側矯正歯科治療をうける矯正歯科を探してみて下さい。

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舌側矯正 Q&A

  • Q1、舌側矯正治療は表側からの治療より毎回の処置時間がかかるのでしょうか?
  • A1、一回一回の処置時間は通常で15〜60分ほどです。表側の治療と比較しますと処置内容にもよりますがプラス0〜30分程でしょう。スタッフも舌側矯正治療の教育を受けておりますので一般矯正歯科での処置と比較して、短時間で処置が終了します。
  • Q2、舌側矯正治療は治療期間が長いのですか?
  • A2、当院で治療を行うにあたっては、舌側矯正だから治療期間が長いといったことはございません。表側からの治療と変わらない期間で治療が可能です。期間はその人のお口の状態によって様々です。半年で終わる人もいれば、3年かかる人もいます。平均して2年程でしょう。
  • Q3、舌側矯正装置はしゃべり辛いのでしょうか?
  • A3、表側の矯正治療と裏側からの矯正治療、どちらがしゃべり辛いかは一概には言えませんが、装置の付着部位からすると表側の装置であれば、ほっぺたが邪魔に感じたり、慣れないうちは頬の内側に口内炎が出来たりすることが有ります。逆に裏側の装置であれば、舌が邪魔に感じたり、舌に口内炎ができることもあります。発音に関しては、慣れないうちは舌足らずな発音になることもありますが、数日から数週間で慣れてうまく発音できるようになります。現役アナウンサーで舌側矯正治療をした方も少なく有りません。装置装着後、発音練習することが早期に慣れる秘結です。
  • Q4、舌側矯正治療は最後の調節で表側全体に装置を付けるのでしょうか?
  • A4、医院によってはそうゆう医院もあるようですが、当院にて最初から治療している限りにおいては、そのようなことはございません。ただし、噛み合わせによってはゴムを掛けるための透明な出っ張りを表側の必要な部分に数カ所付ける場合はあります。
  • Q5、舌側矯正治療は表側からの治療と比較し、仕上がりが不十分なことが有ると聞いたのですが?
  • A5、当院で治療する限り、表側の治療に比べ仕上がりが劣るとゆうことは有りません。
  • Q6、舌側矯正治療中になにか制限はありますか?
  • A6、歯の内側に力が強くかかること(ダイビングに使うレギュレーターを咬む、堅いせんべいを前歯で噛む、等)は装置がとれる原因になりますのであまりお勧めはいたしません。
  • Q7、舌側矯正治療で歯を抜いた場合その部分は空いたままですか?歯抜け状態になるのは抵抗が有るのですが。
  • A7、歯を抜いた場合、その隙間に向かって歯を動かしてゆきますので隙間は閉じてきます。しかし、抜いた直後はその部分に隙間が空いた状態になりますので、仮歯を装着し一見歯がある状態に見せるような処置をいたします。ご安心下さい。
  • Q8、治療は痛みがありますか?
  • A8、痛みの感じ方は、個人差があり、痛みを感じない方もいれば、表側の治療と同様、歯が動く時に痛みを感じる方もいらっしゃいます。痛みは処置内容にもよりますが調節後2、3日〜1週間程鈍い痛みが有ることがあります。
  • Q9、下顎は表側の方が治りやすい、表側でなければ治せないと聞いたのですが?
  • A9、下額が表側でなければ治せないとゆうことはありません。唯一若年者で歯の生えている量が不十分で裏側の的確な位置に装置がつかない場合、表側にしか装置がつけられない場合はあります。
  • Q10、歯の裏側に装置をつけた場合虫歯が心配なのですが?
  • A10、表側の装置と比較し裏側に装置を付けた場合の方が装置とその周りに空気が触れることが少なく、常に唾液の自浄効果があるため、虫歯にはなり難いとされています。しかし、汚れがついたままですとやはり虫歯になります。表側と同様、矯正装置が付いている間は特にブラッシングが重要です。装置が付く前、付けた後もブラッシング指導を行っていきますので矯正治療とブラッシング、合わせて頑張っていきましょう。
  • Q11、装置が心配です。お試しで装置を付けることは出来ますか?
  • A11、申し訳ございませんが、お試し頂くことはできません。基本的に舌側装置は全てオーダーメイドで、その方に合う装置は世界に1つしか有りません。ですので、装置を作る段階で、すでに費用が発生してしまいます。ご了承下さい。
  • Q12、途中から装置を変更することは出来ますか?
  • A12、あまりお勧めはしませんが可能です。ただし、装置料が別途かかります。
  • Q13、前歯がさし歯なのですが舌側矯正治療はできますか?
  • A13、歯の根の状態にもよりますが健全であれば治療は可能です。また、健全でない場合も方法はいくつか考えられることも有りますので、先ず一度ご相談下さい。
  • Q14、治療費はいか程でしょうか?
  • A14、料金のページでも表記しておりますが、総額制で ¥997,500〜¥1,423,300 です。この設定は、歯科医院によってはコンビネーションよりも低額な設定になっております。舌側専門ならではの設定です。
  • Q15、舌側矯正治療専門であれば表側の装置の治療は不得意なのでしょうか?
  • A15、いいえ。むしろ表側の装置での治療も得意です。舌側矯正治療も行っていることによって表側の矯正治療では用いない裏側からの治療テクニックも用いることができるため、治療に用いることのできるテクニックは単純にでも2倍になります。またそれらを複合して用いることによって効果はそれ以上になります。
  • Q16、他院にて舌側矯正をしております。治療経過、期間等不安なのですが、一度見て頂くことはできますか?
  • A16、2nd opinion (第3者の意見)として客観的に拝見することは可能です。その際、最初の状態が判るもの(写真、模型等)お持ち頂ければより、詳しくご説明できるかと思います。また、その後の治療に付いてはその時にご相談下さい。
  • Q17、矯正医なのですが、現在舌側矯正治療中の患者様で悩んでいる部分があります。相談したいのですが?
  • A17、初診時の資料、現在の資料、セットアップ模型、治療経過の判る記録等お持ち頂ければ、できる限りのご相談に乗らさせて頂きます。

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